【MLB】カージナルス5割復帰 先発ギブソンが7回1失点の好投 ヤンキー・スタジアムで60年ぶりの勝利
【カージナルス6-5ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間9月1日、カージナルスは敵地ヤンキー・スタジアムでのヤンキース3連戦の2戦目を迎え、6対5で勝利。現在のヤンキー・スタジアムでは初勝利となり、ヤンキー・スタジアムで勝利するのは1964年のワールドシリーズ第5戦以来、実に60年ぶりのことだった。カージナルス先発のカイル・ギブソンは7回5安打1失点の好投で8勝目(6敗)を挙げ、4番手のライアン・ヘルズリーは42セーブ目を記録。ヤンキース先発のウィル・ウォーレンは4回5安打4失点で降板し、3敗目(0勝)を喫した。 【動画】カージナルスのブレンダン・ドノバンが勝ち越しの11号3ランを放つ 2回裏にアンソニー・ボルピーのタイムリーで先制されたカージナルスは、すぐさま反撃を開始。3回表に一死1・3塁のチャンスを作ると、ノーラン・アレナドのタイムリーで追いつき、ブレンダン・ドノバンの11号3ランで勝ち越しに成功した。6回表にはイバン・ヘレーラのタイムリー二塁打などで2点を追加し、先発のギブソンは7回5安打1失点の好投。リリーフ陣がヤンキース打線に捕まり、8回裏にボルピーのタイムリー内野安打とジャンカルロ・スタントンの満塁走者一掃のタイムリー二塁打で一気に1点差とされたが、9回裏を守護神ヘルズリーが無失点に抑え、6対5で逃げ切った。 カージナルスは今季成績を68勝68敗とし、再び5割復帰。あすの最終戦に勝利すれば、3連戦の勝ち越しが決まるとともに、貯金生活に突入することになる。なお、カージナルスは現在のヤンキー・スタジアムで30球団中唯一、白星がないチームだったが、ようやく初勝利。カージナルスが敵地でのヤンキース戦で勝利するのは、1964年のワールドシリーズ第5戦以来60年ぶりである。ちなみに、そのワールドシリーズ第5戦では剛腕ボブ・ギブソンが10回6安打2失点で完投勝利。それから60年後、再び「ギブソン」がカージナルスに勝利をもたらすことになった。