あわや事故!“映え”な大鳥居を求めて『危険な横断』が頻発...車が行き交う道路を無理やり渡る人々 理由は「近くから撮ろうと思ったくらいの話」 対策しても飛び出す状況に宮司困惑
なくならない危険な横断。“神社だけで対策するには限界がある”と、宮司の高橋さんは2022年4月、国や県に対策を要望しました。 (白鬚神社 高橋敬一宮司)「神社の方でも考えましたし、悩みました。ただこのままの状態ですと、以前と変わりなく横断される方がこれからもいらっしゃるかもしれないということで、神社としては参拝者・観光客の安全確保が第一と考えました」
そしてついに今年2月、新たな一手が。鳥居側の道に、より高さのある柵が新設されることになったのです。柵は高さ110cmあり、鳥居の前100mにわたって設置することで渡ろうとする人への抑止力になればという狙いです。 約1週間の工事を経て、以前は70cmしかなかった木製の柵をひとまわり大きい鉄製のものに新調しました。景観は損ねてしまうものの、安全対策を優先させた苦渋の決断でした。
それでも道路を渡る人たち 神社側「残念」
では、その効果はあったのでしょうか。取材すると、まだ渡る人がいました。走ってくる車などお構いなしに横断する男性や、皮肉なことに完成したばかりの柵によりかかって写真撮影する男女も。その後、男女は駆け足で戻ってきました。こうした状況に宮司の高橋さんは… (白鬚神社 高橋敬一宮司)「どうしても、向こう側がどうなっているんだろうと渡ろうとする方はいなくなったわけではありませんので、そういう意味では残念な気がいたします」 いくら注意をよびかけても聞く耳を持たない向こう見ずな人たち。神様の手前、身を滅ぼすような危険な行為は控えるべきではないでしょうか。 (2024年3月7日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)