行政院顧問の野崎氏 「引き続き台日友好の架け橋に」/台湾
(台南中央社)行政院(内閣)は、南部・台南市に住む実業家の野崎孝男氏を政務顧問に任命した。野崎氏は7日、中央社の電話取材に対し、今後も引き続き台日友好の架け橋になりたいと意欲を示した。 野崎氏は、2011年に留学のため訪台し、13年から台南で生活。台湾でラーメン店を起業し、現在は台南市の都市外交顧問を務める。7日にはフェイスブックを更新し、「台日関係の更なる発展、新住民の生活環境の向上、青少年交流の拡大などに少しでも貢献していければと思っています」と今後の抱負をつづった。 野崎氏は中央社の取材に、8月初旬に行政院から連絡があり、今月5日に任命証書が届いたと説明。台日関係強化のために台南以外の県市にも協力する意向を示した。 野崎氏と親交のある与党・民進党の郭国文立法委員(国会議員)は、普段から地方の公益活動に取り組み、台南や東部・花蓮で地震が起きた際には、炊き出しを行ったと野崎氏を称賛。台湾の商工団体や学校の訪日交流を促したり、自費で地方の事務に携わったりしたことに触れ、政務顧問として適格な人材だと述べた。 (張栄祥/編集:齊藤啓介)