日本のはるか南の海上の雲域 今後発達して台風になる可能性は 海外予報機関の監視対象に 日本のすぐ南の熱帯低気圧は低圧部に 気象庁・アメリカ・ヨーロッパの進路予想比較【12日までの雨・風シミュレーション】
6日(金)午後の時点で、日本のはるか南の海上の雲域について「95W」と表示され黄色い円で囲まれています。この雲域がJTWCの監視対象となったことを意味しています。 JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。 LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み 【画像で確認】12日(木)までの雨・風シミュレーション アメリカ海洋大気庁(NOAA) アメリカ海洋大気庁の240時間先までのアンサンブル予想結果です。この低圧部(95W)を発達させて日本付近へと北上させるデータも一部にはあります。 アンサンブル予想結果の9月14日9時の計算結果を見てみると、日本の南の海上に台風または熱帯低気圧とみられる熱帯じょう乱を北上させているデータも多くなっています。 ■ヨーロッパモデルも 沖縄の南へ北上させる可能性も ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパ中期予報センターでは、ある予想時刻の48時間以内に、その場所から300キロ以内に熱帯低気圧が通過する可能性を確率で公表しています。 9月15日(日)9時の予想を見ると、すごく高い確率というわけではありませんが、沖縄の南海上に熱帯じょう乱が進む可能性があることが示されています。 【画像で確認】12日(木)までの雨・風シミュレーション ※最終的には気象庁から発表される熱帯低気圧や台風に関する情報を参考にしてください。
中国放送