「期待を下回る結果だった」ドイツに完敗の女子バスケ代表に厳しい評価 3ポイントは「30本中9本しか決められず」【パリ五輪】
東京五輪銀メダリストが窮地に追い込まれた。 バスケットボール女子日本代表は現地時間8月1日、ドイツに64-75で敗戦。世界ランキングでは日本が9位、ドイツは19位と上回っているものの、試合はドイツが支配。五輪初出場とは思えぬ堂々とした戦いぶりに日本は屈し、1次リーグ2連敗を喫した。 【画像】ビジュ爆発!日本バスケを全力応援する広瀬すずのレアショット 序盤からドイツの大型フォワード、サトウ・ザバリーに手を焼き、前半終了時点で23得点を許した。独メディア『Bild』はライブ速報にて、「23得点を挙げて攻撃の中心となってきたサバリーは、前半のほぼフルタイムに出場している。彼女が息切れしないことを祈る」と、チーム全得点の半数以上を決めたエースへの依存を危惧していた。 しかし、その危惧は杞憂に終わる。ザバリーは後半も得点を重ね、試合を通して33得点をマーク。インサイドでの強さだけでなく、フリースロー成功率100%と技術の高さを見せつけた。 一方の日本は第2クォーターから第3クォーターにかけて三度同点とする粘りを発揮するも、追い抜くことができなかった。『FIBA』公式サイトでは日本の敗因を下記のように分析している。 「ボール保持がやや雑で、トレードマークである長距離からのシュートが安定して打てなかった」 「3ポイントシュートは30本中9本しか決められず、彼女たちのバスケットボールのスタイルを考えると期待を下回る結果だった」 そして、米国戦で17得点を挙げた山本麻衣が脳しんとうの影響で欠場したことにも言及。「日本はおそらく最高の選手であるマイ・ヤマモトを欠いており、その穴を露呈した」とポイントゲッターの不在を指摘している。 最終的には「際立った決定的な瞬間はなく、ドイツは徐々に圧力をかけて日本に自分たちの意志を押し付けただけだった」と評された今回の試合。日本代表には最終戦のベルギー戦で意地を見せてもらいたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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