新シーズンに向けて始動した湘南ベルマーレの山口智監督（撮影・佐藤成）

　湘南ベルマーレは9日、神奈川・平塚市内の馬入ふれあい公園サッカー場で始動した。 　5季目となる山口智監督（46）は、明るい表情で新シーズンへの意気込みを口にした。 　初日を迎え「いよいよかなって感じです。僕自身としてはいる選手、今年スタートする選手と一緒に成長して今年結果を残したいなという思いが強いので、とにかく一緒にやれる喜びと成長したい思いと、それを持ってやれればなという感じです」と気持ちを新たにした。 　21年途中から指揮を執り、4年連続でJ1残留を成し遂げた。チームの戦術面でも新たなスタイルに取り組みつつ、若手の育成にもたける。5シーズン目も続投オファーを引き受ける形となった。「本当に選手に可能性を感じてますし、去年の戦いをもう1つ成果として残したい思いが強かった」と覚悟を持って新シーズンに挑む。 　具体的な目標順位は掲げないが「去年以上のものを見せたいですし、去年以上の成果を見たいですし、去年以上の成長はしたいですし、とにかく去年以上のもの、今まで以上のものを追求してやりたい」と前年以上の成績を強調した。 　昨季のシーズン前は「地獄のキャンプにする」と宣言して体を追い込んだ。選手たちからも悲鳴があがったが今年は「大地獄にしたい」と笑わせた。シーズン終了後に天国を見るための戦いが始まる。