記念で活躍したエンジンを手に大野芳顕が納得の感触/ボートレース多摩川
ボートレース多摩川の「にっぽん未来プロジェクト競走in多摩川」は10日に開幕する。A1級の選手は7人のみで、傑出した力量の選手も見当たらない。初日メインの12R「多摩川選抜戦」メンバーでは飯山泰、木村仁紀の機力がややリードしているものの、飛び抜けてはおらず。意外な伏兵の台頭もありそうだ。 A2級ながら選抜メンバーに劣らない実力者・坂口周は、通算64回の優勝のうち5回が当地と水面相性はいい。引いた71号機は目立った活躍はないが、「回転が上がり過ぎも悪くない」と戦えるレベルにはある。今年1月の参戦時には準優勝しており、今節はさらにその上を目指したい。 他で注目は大野芳顕。64号機は2連対率26%と並以下だが、先の周年記念で海野康志郎が活躍したエンジン。大野ももそのことは熟知しており、「伸びがいいし、足合わせでは出足も良かった」と前検としては十分に満足できる感触。海野の後に三嶌さららが乗ったが、「三嶌選手はあまりペラを叩いてなさそう」だったので、海野の調整はそのままになっているようだ。先の坂口とともにA1選手から主役の座を奪ってしまうこともあるか。
マクール