ガザで学校空爆、17人死亡 住民避難所、攻撃相次ぐ
【エルサレム共同】イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を空爆した。住民の避難場所だったといい、中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、少なくとも17人が死亡した。イスラム組織ハマスは「無防備な民間人の虐殺だ」との声明を出した。 【解説】歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった
9日にはガザ南部ハンユニスの学校施設への攻撃で20人以上が死亡した。6日以降、学校施設が攻撃されたのは5カ所目とみられ、国際社会の批判が強まりそうだ。 軍はヌセイラトの学校周辺で「複数のテロリストが活動していた」と主張し、民間施設を人間の盾として利用しているとしてハマスを糾弾した。 国連は昨年10月の戦闘開始後、UNRWAの190施設近くが破壊されるなどの被害を受けたとしている。ガザ保健当局によるとガザ側死者は3万8千人を超えている。