頑固な便秘解消に【直腸をダイレクトに刺激】ベッドの上でできる|脚を動かすだけの便秘解消ストレッチ
季節な変わり目や忙しい日々が続いたとき、便秘になりやすいという人はいませんか? 便秘の原因はさまざまありますが、そのひとつに「胃腸疲れ」があります。今回はベッドの上でリラックスしながらできる、便秘解消のための直腸刺激ストレッチをご紹介します。 *写真で詳しいやり方を見る→ベッドの上でできる|脚を動かすだけの便秘解消ストレッチ ■便秘の主な原因とは? 排便は毎日あるのが理想ですが、3日以上出なかったり、排便があっても少量で残便感があったりする場合は便秘の状態と考えられます。特に女性は男性と比べて腹筋が弱く、大腸が便を送り出す力が弱いこともあり、便秘に悩む人が多いのが特徴です。 ■■便秘の原因として考えられること ・環境の変化や多忙による精神的なストレス ・運動不足による腹筋力の低下 ・極端なダイエット ・水分不足 ・食生活の乱れによる食物繊維不足 多くの場合、食生活やストレスなどによって起こる胃腸疲れが便秘に大きく影響すると考えられます。 上記の理由以外で起こる便秘や激しい腹痛や嘔吐、血便の症状があった場合は、医療機関の受診をおすすめします。また、体調不良で下痢になる場合は、不要なものを体外に排出しようとする身体の反応とも考えられますが、改善傾向がない際には医療機関への受診をご検討ください。 ■■便秘を放置すると体にも不調が 慢性的な便秘が原因で起こる不調もあります。 ・腸内に溜まったガスがが背中や腰を圧迫して起こる、肩こり、腰痛 ・新陳代謝が悪くなることで起こる肌荒れ ・イライラ 便秘が解消されて胃腸の働きが良くなってくると、全身の血流が良くなり、自律神経が整って不眠も解消。気分も安定しやすくなるでしょう。お腹の張りが緩和されることで腹筋群も本来の働きをしやすくなり、姿勢不良による肩こり・腰痛の改善も期待できます。 ■直腸を刺激!寝たまま便秘解消ヨガストレッチ 朝晩の習慣としてお腹周りを刺激するヨガを取り入れるのもおすすめ。今回ご紹介するヨガストレッチは、ベッドの上で寝たままできるので、ぜひ寝る前や起床時に取り入れてみてください。 1.仰向けになり、両手で両膝を抱えて胸の前に引き寄せる。 2.右膝を抱えたまま、左脚を天井方向にまっすぐ伸ばす。 3.左脚を床から30度くらいの角度まで下げ、5呼吸キープ。 ポイント: 伸ばした方のつま先はまっすぐ伸ばし、腰は自然に反らせます。腰が反りすぎないように、お腹の力は入れたままにしましょう。 お尻の筋肉で脚のバランスを取るようなイメージで、キープします。 4.下腹部を意識しながら、左脚をゆっくり10秒かけて床に下ろす。 ポイント: 直腸は左下腹部から肛門へ伸びているので、左の下腹部や太ももの付け根を意識しながら行ってください。 5.脚が床に下りたら3呼吸ほど脱力し、2~5を3セット繰り返す。 ライター/早田凪沙(ヨガ講師)
早田凪沙