【記者解説】現職再選の鹿児島市長選 投票率低下の課題も 市政どう進める?
鹿児島テレビ
鹿児島市長選の取材を担当した野平記者とともにお伝えしていきます。 今回は現職の下鶴さんが2期目の当選を果たしましたが、勝因はどこにあったんでしょうか。 鹿児島市政担当・野平美奈子記者 現職ということでの知名度はもちろんですが、待機児童ゼロや教育現場や市役所窓口へのICTの導入など、1期4年の実績をしっかりとアピールしたことで、支持拡大を図れたことが要因としてあると思います。 その一方、投票率の低下という点では課題が残ったと言えそうですね。 野平記者 はい、2000年代に入ってからの投票率の推移を見てみますと、この20%台に低迷した3回は共に現職と新人の一騎打ちという共通点があります。 今回は実績とそのさらなる推進を訴える現職と、現職の政治姿勢を批判する新人という構図ではありましたが、具体的な争点が見えづらく、有権者の関心につながらなかったことで盛り上がりに欠けたと考えられます。 これからまた4年間下鶴市政が進められていきますが、どういった政策を進めていくことが期待されるでしょうか。 野平記者 「仕組みを変えていく」という点ではこれまでにない変革が期待されるところですが、サッカースタジアム整備や公共交通対策など、これから本格的に取り組まないといけない市政の課題については、市民の声に耳を傾けて、しっかり説明を尽くしながら進めてほしいと思います。 24日投開票が行われた鹿児島市長選挙についてお伝えしました。
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