大企業の退職金は「2000万円」が平均!? 中小企業はどのくらい? 退職金で「老後生活」を過ごせるのかも解説
老後資金の準備は早めの対策を!
退職金の平均額は大手企業の場合、大学卒で約2140万円、高校卒で約2020万円です。日本国内における大手企業の割合はわずか0.3%にすぎないため、退職金で2000万円を受け取れる人はごくわずかとなります。 仮に2000万円の退職金を受け取れたとしても、親や配偶者の介護が必要になった際の資金、病気や事故による突発的な費用などが必要になる可能性も加味すると、2000万円の退職金だけでは安心できないかもしれません。 そのため、現役のうちに老後資金の準備を進めることが安定した老後生活を送る上で重要です。金融機関への預貯金に加え、個人年金保険、NISAなどの活用といった選択肢が多くあります。もし、自身でどのように準備していけばよいかわからない場合は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)などに相談することをおすすめします。 出典 厚生労働省(中央労働委員会) 令和5年賃金事情等総合調査 東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版) 中小企業庁 中小企業・小規模事業者の数(2021年6月時点)の集計結果を公表します 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 2022年(令和4年)平均結果の概要 執筆者:辻本剛士 CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、宅地建物取引士、証券外務員2種
ファイナンシャルフィールド編集部