【日本ダービー】史上4頭目の牝馬Vを狙うレガレイラ サンデーRの吉田俊介代表インタビュー「この馬は強い」
3歳世代の頂点を決める日本ダービーが26日に行われる。2007年ウオッカ以来史上4頭目の牝馬Vを狙うレガレイラ(美浦・木村哲也厩舎)の馬主、サンデーレーシング代表吉田俊介氏(50)を直撃。皐月賞6着からダービー出走を決めた理由や大一番への意気込み、さらに登録のある凱旋門賞などについて聞いた。(取材構成・綿越亮介) ◇ --クラシック登録で皐月賞、日本ダービーにエントリーした経緯は 「デビュー前から期待はすごくしていた馬で、函館の初戦が本当にいい内容で強かったですし、距離はあった方がいいタイプということで、皐月賞、ダービーにも登録しました」 --牡馬相手にホープフルSを快勝 「期待以上でしたね。びっくりしました。完全にシンエンペラー(2着)が抜け出して勝ちレースでしたけど、それを外を回してあの瞬発力で差し切っちゃうわけですから、相当能力がある馬じゃないと勝てない。それで次は皐月賞へ、その結果が良ければダービーへと思いました」 --皐月賞は6着 「前が止まらない馬場で絶対前め、内めにいないといけなかったと思うんですけど、スタートでぶつかって位置取りが悪くなって、1コーナーでももう1回ぶつかって厳しいなと。かわいそうなレースでしたね」 --前週のオークスではなくダービーを選択した理由は 「迷いましたけどね。(間隔が)1週長く、回復できるのもあったけど、それよりもこの馬は強いと思っていて、当初からダービーに行く計画を立てていたので、その通りにしましょうか、というのが大きいですね。それくらい力がある馬だと期待していますから」 --近年は牝馬が牡馬相手にGⅠを勝つことも多い 「牝馬の方がトレーニングはすごく難しいと思っていたけど、調教だったり、普段の調整の技術が進歩しているから、今は牝馬でもやり合える馬がいる。今回もそう思っての挑戦です」 --スワーヴリチャードの初年度産駒 「めちゃくちゃ勝ちますよね。距離が短いところも長いところも。この世代は繁殖(牝馬)の質がお世辞にも高いわけではなかったですけど、そのなかでも好成績を挙げていますし、すでにすごい種牡馬だと思います」