「瓜生正義さんとワンツーができて良かった」新開航が2回目のGI優勝/ボートレース桐生・赤城雷神杯
ボートレース桐生のGI「開設68周年記念 赤城雷神杯」は11日にシリーズ最終日を迎え、新開航がヤングダービーのリベンジを果たした。前回は優勝候補の一人として期待されたが、予選9位、準優は3着に敗れて消化不良のまま終了。しかし、今節は歴戦の猛者を相手に大活躍。エンジンも序盤からパワフルで、初日は展開に乗って2着、2日目は2コース差しと4コースまくりによる連勝で波に乗った。 【結果】 新開航が圧倒逃げで桐生初V 3日目は6号艇、大外から3着。4日目はインでまくられてしまったが、終わってみれば予選はオール3連対で堂々の1位通過。準優はインから強烈な舟の返りで圧逃し、優勝戦1号艇を獲得した。 優勝戦は枠なり3対3の並び。4カド武田光史、5コース瓜生正義が0台スタートを踏み込んだが、新開もコンマ10のタイミングで飛び出して強烈なターンで1Mを先制。バックで後続を突き放し、あとは慎重に周回を重ねるだけだった。 新開は昨年の常滑ダイヤモンドカップ以来でGI2回目、通算22回目、当地では初めてのV。賞金ランクは23位まで上昇したが、ダービーには出場できず、チャレンジカップはF休み。グランプリ出場は他力になるが、このまま行けばシリーズ戦には3年連続で出場できそう。また、来年3月の地元・若松で開催されるSGクラシック出場権を獲得して、今後の活躍が楽しみだ。
優勝者コメント・新開航
「逃げますと宣言していたので、ホッとしています。仕上がりに関しては完璧だった。(コンマ10のスタートは)100点です。ターンマークを外しちゃったのでヤバイかなと思ったけど、しっかり舟が返ってきてくれました。 瓜生さんにはデビューしてから色々教えてもらっています。今節もずっと足合わせをしてもらっていました。瓜生さんには『真剣勝負で行くからな』と言われていて、ワンツーができて良かった。この優勝で若松のクラシック出場の権利が取れたと思うので、まずはそこを目標にしたいと思います」。
マクール