「心が折れる」という言葉を作ったのは神取忍だった。発言の背景には「怪我をさせたらダメ」という前提が
プロレスや格闘技に何かを還元したい
神取氏自身もチャレンジを続けることで、今があると話す。まだ若々しく見えるが、なんと今年還暦を迎えるというのが驚きだ。 「『あの人が還暦なの!?』って驚かれたいじゃん(笑)。それにはチャレンジし続けていこうとする意欲が大事だよね。大きくて難しい目標にチャレンジするのも大事だけど、日々少しづつできることに挑戦し続けるということも両方大事だと思う」 そんなチャレンジを続ける神取氏に、この先の展望について聞いた。 「プロレスで生きてきたから、プロレスや格闘技に何かを還元したいと思ってる。具体的にイメージもしているんだけど、何をどうやって還元するのかは、まだ言えない(笑)。お楽しみに!」 当たり前に使われすぎてなかなか考えが及ぶこともない言葉の起源。「心が折れる」の誕生の裏にあったのは、格闘技の世界を長年支えて来た神取氏の人生があった。「心が折れない秘訣」と「チャレンジの大事さ」は、きっと私たちの人生を豊かにすることだろう。 <取材・文/Mr.tsubaking> ―[ヒット商品&サービス「はじまりの物語」]― 【Mr.tsubaking】 Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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