「レイクのアーメンコーナーに気をつけろ!」富士レイクサイドCC/ゴルフ場Gメンが行く#1
全国に散らばるゴルフ場営業のスペシャリスト、通称「ゴルフ場Gメン」による新企画がスタート。Gメンたちが全国各地のゴルフ場に潜入し、コース攻略のポイントやグリーンの特徴、ラウンドに必要なマル秘情報を徹底調査する。読者諸君は彼らの詳細なレポートを、ラウンド前の予習に役立てて欲しい。新企画の栄えある第1回目は山梨県「富士レイクサイドカントリー倶楽部」(調査Gメン/塩G)。 【画像】3年ぶりのリニューアルとなる「24 ベンタス ブラック」
スタートは河口湖に向かって豪快に打ち下ろし
おはようごいす!(~ごいすは甲州弁でございます)。山梨県の営業担当:塩Gメンです。今回は河口湖エリアで人気の高い「富士レイクサイドカントリー倶楽部」を調査してきました。あの男子トーナメントで有名な富士桜カントリー倶楽部の姉妹コースです。 富士レイクは富士山北麓のなだらかな傾斜地に造られたゴルフ場。常にアンジュレーションとの戦いになります。アウトの1番ホールは河口湖に向かって打っていく、豪快な打ち下ろしからスタート。インコース10番ホールは富士山に向かって打ち上げていく、雄大なロケーションが魅力です。標高は1000m以上と高く、ドライバーが飛んでうれしいですが、実際はアイアンも飛ぶから難しさもあります。グリーン面が見えないホールもいくつかあって、距離と番手のジャッジにとても頭を使います。 コース内は赤松や白樺などで各ホールがセパレートされていて、非常に趣があります。コースのどこからでも富士山が見えるので、終始雄大な気分でプレーができます。コース内フェアウェイは全てベント。“わらじ”のようなターフをがっつり取って、バーディチャンスにつくとめちゃくちゃ気持ちいいです。皆さんも河口湖リゾート地でのゴルフを楽しんでけし(~けしは甲州弁で~していきなさい)。
富士レイクのアーメンコーナーは「10、11、12番ホール」
HC1は4番パー4ですが、マスター室にいた遠藤義明プロにお話を聞いたところ、「メンバーさんが口を揃えて言うのは10~12番の3ホールが難しい」とのこと。倶楽部競技では、「インの前半3ホールをパーで乗り切ればチャンスがある」と捉えるメンバーさんが多いそうです。 10番パー4は距離こそ400ヤード強ですが、富士山に向かってなだらかに上っていて、見た目以上に距離があります。2打目も長いクラブを持つことが多く、なおかつグリーン面が見えないので、難度は高い。11番も距離がしっかりあります。フェアウェイが全体的に右傾斜しているのでティショットは左から攻めたいのですが、左から松が迫り出していて、なかなか狙い通りに打てません。2打目も距離がある割に奥が浅く、スコアを落とす罠が各所に潜んでいます。12番パー3はとにかくグリーンの難度が高い。左奥から右手前にかけての傾斜がきつく、奥につけたらノーチャンス。右グリーンの時は花道狙いでもいいかもしれません。 一方で「9、13、15番のパー5は距離も長くないのでとりやすいと思います」(遠藤プロ)とチャンスになります。この3ホールではティショットをミスしても、焦らずに2回目のミスを回避して大叩きしないことが肝要です。