岸田政権の命運がかかった「静岡県知事選」に暗雲…野党の有力候補は「疫病神」菅義偉の盟友!
野党の有力候補は菅義偉氏の「盟友」
「ついに菅(義偉)さんが動くかもしれないぞ」 とある自民党の中堅議員はこう囁く。5月26日投開票の静岡県知事選挙は、自民党が推薦する元総務官僚の大村慎一氏と、立憲民主党や国民民主党が推薦する元浜松市長の鈴木康友氏による事実上の一騎討ちとなった。 【一覧】「裏ガネ総選挙」で落選する議員の全実名はこちら…! そこで注目を集めているのが菅氏だ。鈴木氏は菅氏の「盟友」として知られ、'21年の衆院選でも応援に入ったほど。そのため、菅氏が水面下で鈴木氏を支援するのではないかと噂されているのだ。 「鈴木さんは旧民主党の衆院議員時代に、本会議で菅さんと席が隣になり、党を越えて関係を深めました。『永田町のフィクサー』として知られる現・大樹ホールディングスの矢島義也代表取締役を菅さんに紹介したのも鈴木さんだと言われています」(大樹グループ元社員)
菅氏は「選挙においては疫病神」
とはいえ菅氏は首相時代に補選全敗、地元横浜市長選の惨敗でその座を追われ、「選挙においては疫病神」(自民党関係者)と呼ばれる始末。今回もすでに雲行きが怪しい。 「事前の情勢調査では鈴木さんが10ポイント以上リードしていましたが、大村さんが巻き返しており、すでに数ポイント差まで迫っています。 党本部は当初、与野党対決で負けるとダメージが大きいとして、大村さんに推薦を出さない予定でしたが、一転して告示直前に推薦を出したのは、勝てると判断したからです」(自民党閣僚経験者) 自民党が推薦を出したことで菅氏はますます動きづらくなった。「菅の恩返し」の行く末やいかに。 「週刊現代」2024年5月18・25日合併号より ・・・・・ 【つづきを読む】『「小心者すぎる」「アイツだけは許せん」…自民党「大物議員」が党内で総スカン! 「総裁なんてなれっこない」人望ゼロのワケ』
週刊現代(講談社)