「ダウンジャケット選び」で失敗する男性の盲点…野暮ったく見える着こなしは何が違うのか
このルールを守ることで、「ビジネスリュックや通勤用スニーカー」で合わせても、ビジネス印象を保ちやすいのです。このときの通勤用スニーカーは、普段以上にドレス感があるものを選びましょう。つまり、ほぼ革靴見えするものです。 またオンオフ兼用ダウンを「休日に着用する」コツも紹介します。ショート丈のカジュアル用ダウンとオンオフ兼用ダウンは、フォルムが異なりますので、合わせ方も異なります。 とくに足元のドレス感が大切ですので、オンオフ兼用にはスニーカーよりもスエード調のブーツで上品に仕上げたいところ。もしスニーカーを合わせるならば、ランニング系のものではなく、レザータイプのコートスニーカーがおすすめ。
■ダウンジャケットが似合いづらい骨格の正体 さいごにダウンジャケットが似合いづらい骨格についてお伝えします。 女性ファッション誌で見かける骨格診断についてご存じでしょうか。3タイプに分類される骨格診断ですが、この考え方は、男性にも当てはまるため見逃せません。ちなみにダウンジャケットが苦手な骨格タイプは、ストレートと呼ばれる体形です。 太っている、痩せているにかかわらず、上半身に厚みがある方で、「着膨れして見えやすい」という特徴がある方。また体重にかかわらず、実際よりも「太って見えやすい」方とも言えます。この手のタイプにおすすめしたいオンオフ兼用ダウンは、ウールコート見えするダウンジャケット。代表的なブランドとして、イタリアのヘルノという高級ダウンメーカーのものが挙げられます。こちらはコート見えするため、骨格ストレートの方にも相性が良いのです。
今回オンオフ兼用のビジネスアウターについて解説してきましたが、引き続きビジネスシーンにおける主流は、ダウンジャケットよりもコートです。それでもダウンジャケットを選ぶならば、先ほどの3つのポイントを押さえてください。
森井 良行 :ビジネスマンのためのスタイリスト