原油弱気派に試練、イランの攻撃で戦争リスクプレミアム復活
クリアビュー・エナジー・パートナーズの暫定的な試算によると、米国と同盟国がイランに経済制裁を加えた場合、原油価格は1バレル当たり最大7ドル上昇する可能性がある。イスラエルがイランのエネルギーインフラを攻撃した場合は13ドル値上がりし得るという。さらに、ホルムズ海峡の通過が妨げられれば最も大きな影響が想定され、13ドルから28ドルの上昇が見込まれる。
ホルムズ海峡はペルシャ湾の入り口にある水路で、世界の石油貿易のほぼ30%が通過する。水深が浅く船は機雷の被害を受けやすい。また、イランに近いため、タンカーはミサイル攻撃や哨戒艇による妨害を受ける可能性もある。
原題:Oil Bears Tested as Iran Attack Brings Back War Risk Premium(抜粋)
--取材協力:Ari Natter、Kevin Crowley、Yongchang Chin.
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Devika Krishna Kumar