水原一平氏が送金した約6億8000万円の返金は困難か…「ミヤネ屋」出演弁護士の見解
1日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)は、ドジャースの大谷翔平投手の元通訳・水原一平氏が違法賭博に関与した疑いで解雇された問題を取り上げた。 【写真】水原氏の写真が全削除された中…唯一大谷SNSに残った一枚 水原氏は大谷名義の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を、違法スポーツ賭博の胴元マシュー・ボウヤー氏に送金したとされる。また水原氏には未返済の借金があるとも報じられている。 番組に出演した国際弁護士の吉田大氏は未返済の分は「支払う必要がない」とした。ただカリフォルニア州の1946年の判例で「違法賭博の返還請求は認められていない」と指摘。「送金した約6億8000万円の返金は難しいのでは」との見解を示した。 また番組では捜査に関わっている、日本の国税庁に相当する内国歳入庁(IRS)の元幹部を取材。元IRS犯罪捜査責任者ドン・フォート氏の話として「クレジットカード記録や銀行のデータ、関係者への聞き取りなどから何にいくら賭けていたかを含めて金の流れを突き止める。水原氏、ボウヤー氏以外に関わった人物がいるかどうかも重要なポイント。起訴されれば1年以上かかり、起訴されなければ数か月で終わるだろう」との見通しを紹介した。 IRSが大谷について捜査するかどうかについて、同氏は「IRSの立場としては深刻な問題だと認識している。実際に大谷の口座からお金が出ているからIRSは大谷本人に、それを知っていたかどうかも含めて確認したいはず」とし、大谷本人へ聞き取り調査を行う可能性があると見ている。
報知新聞社