JR福知山線脱線事故から11年 現場で通過列車が哀悼の警笛
JR福知山線脱線事故から11年 現場で通過列車が哀悼の警笛
2005年4月に兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡したJR福知山線脱線事故は、25日で丸11年を迎えた。現場となった同市のマンションでは事故発生時刻の午前9時18分に合わせ多くの人が黙祷した。また、JR西日本主催の追悼慰霊式も同市内で行われ、こちらでも多くの人が黙祷をささげた。
事故現場となった同市久々知のマンションには、早朝から多くの遺族が訪れ献花を行った。同日午前9時15分ごろ、現場を通過する列車がカーブで大きく減速し、マンション付近で哀悼の意を込めた長い警笛を鳴らした。また、列車に乗っていた乗客がマンションに向かって、静かに手を合わせている姿も多く見られた。 現場付近にも多くの人が哀悼の意を込め手を合わせ、発生時刻になると黙祷をささげていた。大阪市内から来たという40代の男性は「毎年来ています。現場のマンションが保存工事の関係で覆われているのをみて、もう11年たったのかとも思いました。JRさんには、これからも安全に電車を走らせてほしとお願いしたい」と話していた。