枝野幸男氏「一兵卒として」、泉健太氏「くやしい」…立民代表選候補、敗戦の弁
23日に投開票された立憲民主党代表選で、党の「創業者」として支持する向きも多かった枝野幸男前代表（60）は、決選投票で野田佳彦元首相（67）に敗れた。ただ、1回目投票の地方議員の票に限ると野田氏の58ポイントに対し71ポイントを獲得し、一定の存在感を示した。 【表】千葉全14選挙区での立憲民主、共産両党の立候補予定者 枝野氏は投開票後、自身を支持した議員らの集まりに参加して「私の力不足に尽きる」と敗戦の弁を述べた。 一方で「やれることは最大限やった」と振り返り、野田氏のもとで「一兵卒としてしっかりと頑張っていきたい」と述べた。 現職の代表ながら1回目投票で敗退した泉健太氏（50）は「くやしくないといえば嘘になる。自分自身の力足らず、修行不足だ」と記者団に語った。党首としての約3年間の取り組みを選挙戦で十分に紹介できなかったとして「先輩たちほど、経験や実績というものを十分に伝えられていなかった」と後悔を口にした。 吉田晴美衆院議員（52）は、当選1回ながら出馬にこぎつけたことに「ありがたい。全く知名度のない新人が挑戦をできた」と語った。野田氏に対しては「今の自民党政権に対してどういう未来、どういう社会を作るのかを発信してほしい」と期待を述べた。（深津響、永井大輔）
