「練習ではゴルフシューズを履かないほうがいい」は昔の話? スパイクレスの進化とスニーカー練習のデメリットとは?
スニーカーで練習を続けているとシューズがねじれる
きっかけは「メトリクスフォーム」というトレーニング用のマットを取材したことでした。女子ツアーに帯同しているフィジカルトレーナーが選手たちのウオーミングアップで使い始めたというウワサを耳にしたので、どのようなアイテムでどんな効果が見込めるのか話を聞きに行きました。 すると元々はリハビリ用のマットが柔らかすぎてバランスが取りにくいので、もっとバランスが取りやすくて正しい姿勢に導くことができるマットを作りたいというコンセプトで開発された商品でした。 そのマットがプロゴルファーの姿勢改善や体幹強化にも活用できるのではないかということでフィジカルトレーナーがトーナメント会場で使い始め、選手たちの評判がいいので使い続けているという話でした。 このトレーニングマットはタテ40センチ、ヨコ20センチ、厚さ2.5センチの何の変哲もない黒色のマットなのですが、マットの上で片足立ちした後に床の上で片足立ちすると、不思議とバランスが取りやすくなるのです。 1枚3960円とそれほど高価ではなく、インターネットで買えるということなので試しに購入して毎朝乗るようになりました。 すると今まで練習時に履いていたスニーカーが明らかにねじれていることが分かるようになり、足裏の感覚が気持ち悪くて履けなくなってしまったのです。そうなると新しいスニーカーを購入しても、またねじれてしまうことは目に見えています。 かといってラウンド用のスパイクレスシューズを履いて練習するのは抵抗がありますし、練習のたびにクラブとシューズのケースを同時に持ち歩くのも面倒くさいです。 考えた結果、ラウンド用のスパイクレスシューズとは別に練習用を購入することにしました。このシューズをタウンユースと兼用にすれば、シューズケースを持ち歩く必要もありません。 これによって練習の質が上がり、ゴルフ場でのパフォーマンスアップにもつながるかどうかは分かりませんが、スニーカーで練習していたときと比べて何らかの違いが生じてきたら、あらためて記事にしたいと思います。
保井友秀