冬は気分が落ち込む?「冬季うつ」対策におすすめの食品を栄養士が解説
2024年がスタートして1カ月が経過。この時期はなかなか厄介で、暗いし寒いし、ブルーになってしまいがち……という人も多いかもしれない。 【写真】冬季うつ対策に!「ビタミンD」が豊富な18の食材 そこで、栄養士に聞いた、冬の憂うつな気分を軽減してくれる食べ物をここでご紹介。極寒シーズンのメンタルを楽にするために、毎日の食事に取り入れてみて! ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
卵
トーストに卵をのせただけのシンプルな朝食でも、脳が活性化する可能性が。登録栄養士のファリーハ・ジェイさんは、こう説明する。 「卵に含まれる2つの栄養素、コリンと鉄は、気分の向上に寄与する可能性があります」「コリンは、代表的な神経伝達物質であるアセチルコリンを生成するために必要です。アセチルコリンはさまざまな神経機能に作用するため、私たちの気分にも関係しています。鉄分不足になると疲れを感じたり、気分に直接影響したりします」 また、卵は健康な免疫系を維持することに役立つかもしれないということが、いくつかの研究結果で示されている。卵に含まれる生理活性物質や、高品質のタンパク質が乳製品と結合すると、免疫系が改善される可能性があるという。そして、免疫系が健康であることは、心が健康であることにもつながる。
脂ののった魚
「健康ガイドラインでは、週に2回は魚を食べ、そのうち1回はサーモンやサバ、イワシ、マスなどの脂ののった魚を食べることを推奨しています」「脂ののった魚には、タンパク質だけでなく、心臓、脳、目にとって重要なDHAと呼ばれるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。また、魚の摂取量が多いほどうつ病が少なくなるという研究結果があるように、魚は気分を上げる食品とも言われています」と語るのは、登録栄養士のジュリエット・ケローさん。 サーモンは比較的簡単に調理できるため、なるべく手間をかけたくない平日の献立にもぴったり。また、サバやイワシの缶詰は、パントリーに常備しておくと何かと便利だ。