“今季最強”寒波が襲来 大雪で観光客は“大幅変更” 銀世界の鳥取砂丘 関東も
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日本列島を襲う「今シーズン最強の寒波」。各地で積雪が急増するなど、大荒れとなっています。 ■“今季最強”寒波が襲来 北陸だけでなく、西日本も大荒れです。ピークを迎えつつある“今季最強寒波”。各地で徐々に被害が出始めています。 街一面を降り続く雪が覆います。見渡す限り白く染まる北海道岩見沢市。道路や線路でも懸命の除雪が行われています。 日本列島に流れ込んだ今シーズン最強寒波。徐々にピークを迎え、日本海側の広い範囲で大雪や吹雪となりました。 気象庁と国土交通省は最大級の警戒を呼び掛けています。 国土交通省 「不要不急の外出は控える、予定を変更することも考えて」 雪は本州でも…。 新潟県妙高市では見てとれるほど大粒の雪が絶え間なく降り続きます。頭をすげ笠で守り、除雪に追われます。 除雪をする人 「暖かいから細かい雪ではない」 記録的な大雪となった青森市にも容赦なく雪が降り続けます。 2012年以来、大雪に関する災害救助法が適用された青森市。視界はかすむほど。平年の2倍を超える雪が積もります。上着どころか、眉毛も白く染めます。 除雪をする人 「本当にすごい。正直ここまでは経験したことのない雪」 青森市内の神社も初詣でにぎわったであろう神社も…。雪の重みでしょうか、鳥居が落ちていました。 頼みの綱である交通インフラのタクシーもこの状況です。 成長タクシー 統括運行管理者 一戸裕康さん 「乗務員も朝、起きて外を見て自家用車を出せず出勤できない。例年の半分程度しか車を動かせない」 悪路を大きく車体を揺らしながら走る車。プロのドライバーでもスタックは相次ぎ、タクシー会社独自のレスキュー隊を結成。何度も出動します。 北陸も富山城は雪景色に包まれます。 金沢市も午後になり、山沿いでは激しい雪が降り始めました。 雪かきをする旅館の人 「重たいです。少しでもいじらないと雪がとけないのでいじっています」 「(Q.どれくらいやる予定?)30分から1時間は」 茶屋街にも雪が吹き付け、予定を早める観光客も…。 兵庫からの観光客 「もうちょっと他も周ろうと思ったがあまりに寒い」 ■銀世界の鳥取砂丘 関東も 雪は東海や西日本でも…。 交通インフラも混乱します。 愛知県と北陸を結ぶ高速道路。深夜から通行止めとなり、懸命の除雪が行われています。 西日本は大荒れです。 雪とともに横殴りの風が吹き付けます。吹雪となった鳥取県岩美町。砂浜は15分ほどで白く染まっていきます。 地元住民 「本当に暖かいですね、海」 ラクダや雄大な砂丘を望む鳥取砂丘も…。砂丘に降り積もる雪が一面、銀世界に広がります。 大阪からの観光客 「(Q.防寒は?)全然、足りない」 「ちょっとなめていた、鳥取砂丘の寒さを」 群馬県みなかみ町では午前10時ごろ、ガードレールが見えなくなるほどの雪。積雪は1メートルを超えています。 寒波のピークはいつ、どこになるのでしょうか…。 気象庁 担当者 「8日から9日にかけて日本海で雪雲が発達して9日を中心に東北地方南部の日本海側、北陸、東海地方、特に岐阜県で降雪が強まる恐れ」
テレビ朝日