「トロイの木馬感染」会社役員4250万円だまし取られる 大手ITかたる男性「口座情報流出」
滋賀県警大津署は21日、大津市の会社役員男性(76)がコンピューターウイルスの対策を名目に口座情報を聞き出され、約4250万円をだまし取られたと発表した。電子計算機使用詐欺容疑で捜査している。 【地図】「トロイの木馬」がらみの巨額詐欺事件が起きた大津市 同署によると、男性は19日、市内の会社でパソコンを操作中、「トロイの木馬に感染した。サポートセンターに電話してください」などのメッセージが画面に表示され、記載の番号に電話した。応対した大手IT会社社員をかたる男2人から「口座情報が流出している。守るための作業を進める」として会社名義の口座情報を聞き出され、他の口座に9回に分けて送金されたという。