野菜で町彩る 富山・高岡で福岡町つくりもんまつり
高岡市福岡地域の「福岡町つくりもんまつり」が21日、同地域中心部で始まった。300年以上前から伝わる奇祭で、地元住民らが野菜や果物で制作したつくりもん18点をまちのあちこちに展示。来場者は雨の中、ユニークな作品を見て回って楽しんだ。22日まで。 つくりもんは話題の人物や出来事をモチーフにしている。パリ五輪の選手や観客をカラフルな野菜で表現した作品、アボカドで立体感を出した「ゴジラ」など多彩な力作がそろう。昨年のコンクールで最高賞に輝いた中島町青年会は、江戸時代をイメージして個性豊かな町の人々を表した。 高岡商業高校吹奏楽部による演奏やバンド演奏なども行われた。石川県輪島市の御陣乗太鼓も披露されることになっていたが、能登地方の豪雨で出演予定者が会場に来ることができず、中止となった。同まつりは高岡市商工会福岡支部や地元自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。