【ニンテンドーミュージアム】きょうオープン!チケットはどのように購入する? 施設が建つ『宇治市』は街の活性化に期待「若い世代や家族連れなどの来訪が増えてくるのでは」
「キャラクタービジネス」に力を入れるのはなぜ?
そうした任天堂が今、力を入れているのが「キャラクタービジネス」です。テーマパークとしては、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内に「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープン。そして映画では「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が2023年に公開。2026年4月には新作公開予定ということで、映画としても大成功ということに。 なぜ任天堂がキャラクタービジネスに力を入れるのか。滑さんによりますと、キャラクターの人気を先にアップさせると、そこからゲームを楽しむ入口になっていくということです。ゲームばかり宣伝するのではなく、キャラクターを人気にして、そこからゲームの販売につなげていくというビジネスモデルです。 また、10年~15年前から子どもの新しい興味に「動画視聴」があり、子どもの視界をどう捉えるかというのが、この任天堂のビジネスにおいて非常に重要なポイントだと滑さんは指摘します。
ミュージアムがある街「小倉」 宇治市は活性化に期待!
ニンテンドーミュージアムが建てられたのは、宇治市の小倉(おぐら)という街です。最寄り駅は近鉄小倉駅で、ミュージアムは歩いてすぐの場所にあります。新施設の誕生について、地元の人たちからは「楽しみにしている」「これに伴っていろんな施設ができたらいいな」などと歓迎の声が聞かれました。 宇治市観光振興課の大原豪さんは「宇治といえば平等院や宇治茶などを楽しみに来られる方が多く、高い年齢層に人気ですが、今後はゲーム・マンガ・アニメなどサブカルチャーが好きな方、若い世代や家族連れなど幅が広がることに期待している」とコメント。ミュージアムに関連してPR予算を約4000万円計上していて、小倉周辺の魅力を伝えるパンフレットの作製や、京都アニメーションが手がけたラッピングバスも運行されています。 野村総合研究所の滑さんは、小倉周辺の人の流れはこれまでよりも圧倒的に多くなり、最初に恩恵を受けるのは、電車・バスといった交通機関だろうという見方を示しています。