高校生たちが交通安全防止について意見交換! “自己発信型”の交流で主体的な実践を目指す
2024年8月7日に、三重県にて「三重県高校生バイシクルサミット2024」が開催。高校生の交通事故防止と被害軽減を目的としたサミットで、三重県によると、東海4県で初めて、“高校生たち同士”が交通ルールやヘルメットの必要性についての意見交換も行われるということです。 三重県によると、令和5年度に県立高校生が関係した自転車事故は415件で、過去5年間を見ると、おおむね同水準で推移。また、県立高校に通う生徒のヘルメットの着用率は、令和5年度5月時点の4.6%から、令和6年5月時点で7.3%と2.7%増加したものの、いまだ低い状況が続いていることから、本サミットの開催が決定しました。 三重県では、過去にもさまざまな交通安全防止イベントを開催。開催を重ねていくなかで、“交通事故被害を軽減するためには、子どもたち自らが「交通法規の遵守」と「ヘルメット着用の重要性」を感じられるようにすることが重要”だと考えたということです。 そこで、「三重県高校生バイシクルサミット2024」では、高校生たち自らが自転車の安全利用やヘルメット着用に向けた、効果的な取り組みについて意見交換を行う“グループディスカッションの時間”を用意。自転車事故の特徴や交通安全に関する講話を通じて、交通事故の未然防止や交通ルール順守、マナー向上の意識を高めると同時に、交流の場をもつことで、主体的な実践へとつながることを目的としています。 高校生たちによるグループディスカッションでは、自転車の安全利用促進委員会を務める傍ら、自転車ジャーナリストとしても活躍する遠藤まさ子氏がファシリテーターとして参加。専門的な知見から、参加者たちにアドバイスなどを行います。 グループディスカッションには、県立高校9校が参加(2024年7月5日時点)。参加高校の申し込み受付は、7月12日まで実施中です。