なでしこJがパリ五輪前の国内ラストマッチで圧倒! 田中、浜野、藤野がそれぞれ1G1A、ガーナに4-0快勝で本大会に弾み
敵主将は前半に一発レッドで退場
日本女子代表は7月13日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで開催された国際親善試合でガーナ女子代表と対戦した。 【動画】浜野と田中の巧みな連係からなでしこジャパンが先制! パリ五輪前の国内ラストマッチで、なでしこジャパンは立ち上がりから主導権を握る。開始2分、左サイドで北川ひかるが倒されてFKを得ると、藤野あおばのキックに田中美南がヘッドで合わせるも、相手GKにキャッチされる。 12分にはボックス手前の中央から田中がミドルを放ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。その10分後、長谷川唯のパスに抜け出した藤野に対してガーナのボアキエがたまらずファウル。手で抑え込む格好となり、敵の主将にはレッドカードが提示されて退場処分となった。 数的優位となった日本は押し込む時間が続くなか、34分には前線でボールを奪った長谷川のラストパスから田中が決定機を迎えるも、決め切れなかった。その後もゴールネットは揺らせず、0-0で前半を終える。 後半に入って52分、途中出場の浜野まいかとの巧みな連係から田中が左足でネットを揺らす。一度はオフサイドと判定されたものの、VARによって得点が認められて日本が先制に成功する。 勢いに乗る日本は59分にも、右サイドを突破した清水梨紗の鋭いクロスに田中がワンタッチで合わせるも、上手くミートできなかった。 65分、藤野の右CKを田中が頭で繋いで、ファーサイドの浜野が右足のダイレクトシュートを突き刺し、追加点を奪う。2分後には、ペナルティエリア手前の左寄りから藤野が直接FKを鮮やかに叩き込んで3点目を挙げる。 さらに80分には、ボックス手前の右寄りからの藤野のFKに植木理子が頭で合わせてチームの4点目を決めた。 このまま4-0で終了し、快勝したなでしこジャパンは本大会に弾みをつけた。現地25日にオリンピック初戦を迎える日本は、グループステージでスペイン、ブラジル、ナイジェリアと激突する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部