「太陽フレア」現象が連続発生 世界各地でオーロラの可能性も
All Nippon NewsNetwork(ANN)
太陽の表面が爆発する「太陽フレア」と呼ばれる現象が連続発生し、GPSなどに影響が出る恐れが指摘されています。一方、北海道をはじめ世界各地でオーロラが見られるかもしれません。 8日以降、5段階評価で最大規模の「太陽フレア」が6回発生しました。 アメリカ海洋大気庁は10日、爆発で放たれたガスが地球に到達するとして、磁場に乱れが生じる磁気嵐の発生予報を19年ぶりに出しました。GPSなどに影響を与える恐れが指摘されています。 また、磁気嵐が発生すると世界各地でオーロラが観測される可能性があります。 北海道陸別町の「銀河の森天文台」によりますと、「11日夜、北海道などで低緯度オーロラが見られる可能性がある」ということです。 オーロラが見られるのは北の方向で、地平線の低い位置に注目してほしいと話しています。 一方、NICT=情報通信研究機構は、今後数日間、人工衛星や短波通信に障害が発生したり、GPSによる位置測定の誤差が大きくなったりする恐れがあると説明しました。 ただ、大規模な停電やスマートフォンが使えないなどといった生活への影響は小さいということです。
テレビ朝日