田崎史郎氏「自民党はこの段階でどの辺までカードを切るか」政策すり合わせに私見
政治ジャーナリスト田崎史郎氏(74)が30日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演。来月上旬に行われる総理指名選挙に向けた政策のすりあわせについて解説した。 【写真】元グラドル森下千里氏は初当選に安堵、深々と支援者に頭を下げる 与党過半数少数与党として苦しい政権運営を迫られる石破政権が過半数を取るため、部分連合を含めて国民民主党に声をかけているが、国民民主党の玉木雄一郎代表は連立政権入りを否定。一方で、政策協議については前向きな姿勢を見せている。 この日は「政治とカネ」問題や各政策に対する各党のスタンスを特集。田崎氏は「自民党はこの段階でどの辺までカードを切るかどうかがわからない」と即答した。 「補正予算は復興予算ですから、どこかが賛成してくれて乗り切れる」とした上で、1番の問題は「問題は25年度の予算案」と主張。「全体の予算に賛成してくれるかどうかが石破さんにとって最大の問題。なので、現段階でカードを切ってしまうと、各党が賛成してくれない可能性がある」と指摘した。 田崎氏は「2月下旬から3月上旬がヤマ場になる」と説明。「ここで国民民主党が賛成してくれないと、予算案が通過しないので政権が倒れてしまいますから」とし、MCの恵俊彰は「そうなるとまた選挙?」と尋ねると、田崎氏は「選挙はできないから内閣総辞職でしょうね。どうなるかわからないですけど…」と苦笑。「そこが1番大変なので、僕が言いたいのは全てのカードをすぐ切ることはないんじゃないかということですよ」と言及した。