ビットコイン、6万5000ドルを維持──中国の刺激策で犬をテーマにしたミームコインが上昇
9月27日のアジア市場は、柴犬コイン(SHIB)とボンク(BONK)が2桁上昇し、コンフラックス(Conflux)のCFXも18%以上上昇、ミームコインも上昇した。これは、中国の中央銀行による最近の流動性注入を市場が消化したことを意味する。 「先週、アルトコインが主役となった最初の急騰の後、今週の市場はローテーションモードに入ったように見えた」と、プレスト・リサーチ(Presto Research)のリサーチアナリスト、リック・マエダ(Rick Maeda)氏はCoinDeskと共有したメモで述べた。 「AIやミームコインなど、次のストーリーを求めた一連のローテーションの中で、9月24日に発表された中国の景気刺激策のニュースにより、トレーダーは「中国ベータ」と見なされるコイン、例えばCFXやフェニックス(PHB)に注目し、両者とも好調なパフォーマンスを示した」とマエダ氏は続けた。「これが新たな体制として定着するのか、それともストーリーに基づいて取引を模索した結果なのか、見極める必要がある」。 ハッシュキーOTC(HashKey OTC)のCEOであるリ・リアン(Li Liang)氏は、資金調達率の改善を市場回復の兆しとして指摘した。 「利益を牽引しているのはソラナとビットコインのエコシステムであり、全体的な流動性が向上する中で、ミームコインに強い注目が集まっていることを示している。前述のチェーンにおけるミームコインほど爆発的ではないが、イーサリアム上のミームコイン、例えばぺぺコイン(PEPE)やSHIBも市場からの関心が高まっている」と同氏は述べた。 コンフラックスが「中国のイーサリアム」だという認識と流動性の高まりによる市場の動きとは別に、トレーダーは、ワールドワイドUSD(WUSD)との提携によりこのプロトコルがステーブルコインのサポートを開始したという最近の発表も好意的に受け取っている。 WUSDは比較的小規模なステーブルコイン(その発行者は香港で信託として登録されている)だが、最近はステーブルコイン関連の発表が相次いでおり、Ethena labs(UStb)やBitGo(USDS)から新しいプロダクトが発表され、市場はこれを好意的に受け止めている。