辺野古移設工事、防衛省が陸地南端の海域で埋め立てに向け土砂投入始める…「代執行」以降で初
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画で、防衛省は13日、軟弱地盤のある大浦湾に面した陸地南端の辺野古崎付近の海域で、埋め立てに向けた土砂投入を始めた。昨年12月に軟弱地盤の改良に伴う設計変更を国が県に代わって承認した「代執行」以降、初めて陸地化されるエリアとなる。 【写真】大浦湾側の海域で海中に打ち込まれる巨大な杭
この日、辺野古崎周辺では、土砂を載せた数十台のダンプカーが列をなし、埋め立て作業に向かう様子が確認できた。
同省は今回の作業で辺野古崎付近の陸地化などを終えた後、軟弱地盤に鋼管を打ち込み内部に砂を流し込む手法などで、地盤改良を進める方針。移設完了と同飛行場の返還は、2030年代半ばとなる見通しだ。