旬のフルーツをぎゅっと 飯能の「蔵カフェ・古美術 草風庵」 食材は果物とバニラアイスのみ「季節のフルーツパフェ」
マスクメロン、赤肉メロン、スイカ、カキ、シャインマスカット、ナシ、リンゴ、イチジク、キウイ、ミカン…旬の果物10種がのった「季節のフルーツパフェ」(税込み1300円)。両親が営んでいた青果店を継いだ粕谷幸平さん(67)が全国の産地から厳選し、季節ごとに変わる旬の味覚を詰め込む。 洋風町家と奏でる味 川越アートカフェ エレバートの「さつまいもプリン」
旧街道沿いの商店街、白壁と瓦屋根が目を引く「蔵カフェ・古美術 草風庵」の一品。納屋蔵を改装し、骨董品がずらりと並ぶレトロな空間で、幸平さんと康子さん(64)夫妻が出迎える。店内には甘くフレッシュな果物とコーヒーの香りが漂い、胸がときめく。 「フルーツにはゆずれないものがある」という幸平さんが、営業日は毎朝、市場からこだわりの果物を仕入れる。パフェグラスからあふれる一つ一つを味わうと、果物そのものの優しい甘みが口の中に広がる。食材は果物とバニラアイスのみ。「お客さんが心配する」という手頃な値段で、満足感もたっぷりだ。 この秋は半日かけて仕込んだ栗の渋皮煮入り「秋の味覚パフェ」(同2000円、数量限定)や「いちじくとメロンのパフェ」(同1400円)、「3種のぶどうのパフェ」(同1800円)も用意。季節ごとの一級品を求め、リピーターが集う。 【メモ】蔵カフェ・古美術 草風庵 埼玉県飯能市山手町4の1(電話070・3230・2385)。営業時間は午後0時半~6時。定休日は月・木・日曜日。西武鉄道飯能駅から徒歩約10分。