巨人・秋広優人「大人の体に近づいてきたかな」…中田翔と”大人の食トレ”で史上最高ボディー完成へ
巨人の秋広優人内野手(22)が4日、羽田空港から中日・中田翔内野手(35)との合同自主トレ先の沖縄へ出発した。現在は自己最高体重の110キロに迫る108キロだが、さらなる増量に意欲。現在セ・リーグ野手最重量の広島・末包の112キロも視野にフルスイングを支える“セ界一ボディー”を作り上げ、5年目のシーズンへ向かう。 日焼けした頬をさすりながら、白い歯をこぼした。「大人の体に近づいてきたのかな」。例年はシーズン中に体重が5キロほど減っていたが、昨季は年間を通して105キロ前後をキープ。約7週間参加したオーストラリア・ウィンターリーグ(WL)でも不慣れな食生活の中、3キロ増量に成功した。年末年始の帰省中は「痩せた?」と声をかけれられたといい、「筋肉量が増えたと思う。重さは感じないし、もっと増やしてもいいのかな」とうなずいた。 “大人の食トレ”で自己最高ボディーを作り上げる。中田との生活では1日10合前後の米を平らげる爆食トレが恒例だったが、「ちょっと違うアプローチをしようと」。カロリー重視から、たんぱく質などの栄養バランス重視に切り替えつつ体重を増やす。全ては昨秋から掲げる「フルスイング」を磨き上げるためだ。米マイナーの選手も参加したWLでは「身長は大きくないけど、すごいフルスイングをしてて」。武者修行の地で、スラッガーとしての本能を刺激された。 同じく一塁、外野をこなすキャベッジが加入するなど定位置争いは激化している。「僕には身長がある。他の選手にできないことをやれる体だと思う。柔らかさや対応力は消さないようにしつつ、強く振ることを一番のテーマにやっていきたい」。202センチの体を鍛え上げ、サバイバルに殴り込む。(内田 拓希)
報知新聞社