引退発表の元日本代表MF伊東 「ここでやるのかと」32年のプロ生活で驚いた”アウェーの洗礼”は
J3沼津の元日本代表MF伊東輝悦(50)が31日、静岡県沼津市内で記者会見し、今季限りで現役を引退すると発表した。 【写真あり】清水時代の2008年、当時J1最多415試合出場を果たした伊東輝悦 J1からJ3まで全カテゴリーを経験した“鉄人”は「どのカテゴリーに行ってもサッカーを愛している方たちがいて、それを支えてくれているファンの方々がいて、ずっとプレーを続けられて幸せだった」と32年のプロ生活振り返った。 温暖な静岡で育った伊東にとって、J3秋田など降雪地帯の経験は特に印象深かったという。秋田で迎えたプレシーズンの時期は当然のように雪が降った。 「練習場の住所が送られてきて、入ったら港みたいなところ。倉庫から音が漏れてくるんですよ。そこでトレーニングしていた。ここでやるのかと」と驚きを隠せなかったという。 ただ、伊東は不平不満を言うことなく「それはそれで楽しかった。良い経験だった」と当時を思い出していた。