非行少年ら座禅で立ち直りを、滋賀県警が三井寺で体験会 中3男子「視界が明るくなった気がした」
非行などの問題を抱える少年の立ち直り支援として滋賀県警少年課が主催し、今年で10年目を迎える座禅体験が19日、大津市園城寺町の三井寺(園城寺)で行われ、少年たちが心静かな時間を過ごした。 【写真】犯罪少年、軍隊式訓練で更生? 座禅に先立ち、同課の本田利弘課長から同寺の西坊信祐住職へこれまでの協力に対する感謝状が贈呈された。 座禅体験は手足の組み方を教わり、首を回して準備体操をした後、2回に分けて休憩を挟みつつ行われた。背中を打つ警策(けいさく)の受け方を聞いた後、西坊住職が警策で全員の魔をはらった。その後、水晶などを使ったオリジナルの念珠作りを行った。 中学3年生の男子生徒(14)は「初めての体験で緊張したが、座禅が終わった後、視界が明るくなった感じがした」と話した。 小学3年~中学3年の少年3人と保護者4人に加え、少年の立ち直りを支援する大学生ボランティアと同課員約10人が参加した。