資産家・野﨑幸助さん

冗談のような口調ではあるものの「覚醒剤やってるで」と本人が発言していたと「紀州のドン・ファン」事件の裁判で新たな証言です。 須藤早貴被告（28）は6年前、夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野﨑幸助さん（当時77）に何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われていて、これまでの裁判で「覚醒剤を摂取させたことはない」と無罪を主張しています。 21日の裁判には、野﨑さんと約20年前から交際していた女性が証人として出廷。 野﨑さんが須藤被告と結婚したあと、突然電話でふざけている口調ではあったものの「覚醒剤やってるで、へへへ」と述べたことがあったと証言しました。 一方、これまでの証人尋問では野﨑さんは芸能人が覚醒剤に関連し逮捕されたニュースを見ると、「人として最低や」と話すなど、覚醒剤などの違法薬物に強い嫌悪感を示していたという証言も出てきていて、「覚醒剤やってるで」という発言がどのような意図でされたのは定かではありません。 次回の裁判は10月24日に行われます。