日本で1番「流域面積が広い川」はどこ? 200人に取ったアンケート結果に納得してしまう
日本で一番長い川は信濃川ですが、流域面積が一番広い川はどこかご存知でしょうか。 今回アンケートを取ったところ、全体の約5割が知っているという事実が判明しました。 【写真2枚】日本の川の流域面積TOP10を見る 記事後半では、流域面積が一番大きい川が流れる都道府県の観光消費額を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本で一番流域面積が大きい川はどこ?
LIMO編集部が全国の10代~60代の男女200名を対象に、「石狩川」「北上川」「利根川」「信濃川」の4択のうち、「日本で一番流域面積が大きい川はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の48%が利根川と回答。 次に多かったのが38%の信濃川。そして9%の石狩川、5%の北上川という順番になりました。 利根川と答えた人が全体の約5割を占めましたが、「流域面積が一番大きい川」はどこなのでしょうか……。
4つの川の流域面積を比較すると
「流域面積が一番大きい川」は、利根川です。 群馬県から埼玉県・栃木県・茨城県・東京都・千葉県の1都5県を流れており、支流を含めた流域面積は約1万6840k㎡。流域人口は、日本の総人口の10分の1にあたる約1280万人に達しています。 かつて利根川は荒川と合流して東京湾に注いでおり、一帯は度重なる洪水によって大湿地帯でした。それを徳川家康が60年の歳月をかけて分離し、利根川の流路を千葉県の銚子沖に変えたという歴史があります。 アンケートで二番目に票を集めた信濃川は、水系全体で367kmと日本で最も長い川です。流域面積は、利根川、石狩川に次ぐ3位となっています。
流域面積が一番広い川が流れる千葉県の観光スポット
ここからは、日本で2番目に長い利根川の河口がある千葉県の観光情報を紹介します。 利根川が流れる千葉県は首都圏から手軽に日帰りできる観光エリアで、東京ディズニーリゾートをはじめ、マザー牧場や鴨川シーワールドなどのレジャー施設が豊富です。 2022年の観光入込客数(実人数)は1億398万人で、そのうち宿泊客は2156万9000人、日帰り客は8241万8000人。 観光消費額は1兆4946億円で、観光消費額単価は県外からの宿泊客で3万6224円、県外からの日帰り客で1万1287円でした。 いかがでしょうか。今回は日本で一番流域面積が広い川について紹介しました。 ●調査概要 調査日:2024年6月19日 調査人数:200人(全国の10~60代)
参考資料
・クロス・マーケティング QiQUMO ・国土交通省「利根川」 ・国土交通省 東北地方整備局 山形河川国道事務所「流域面積」 ・国土交通省北陸地方整備局「各河川との比較」 ・国土交通省関東地方整備局「利根川下流域の事業」 ・国土交通省関東地方整備局「利根川の歴史」 ・千葉県「令和4年観光客の入込動向について(確定値)」
小野田 裕太