新卒の同期が親に「スマホ代」を支払ってもらっているそうです。自分は「奨学金」の返済で苦しいのに、不公平ではないでしょうか?
奨学金の返還期限猶予制度や減額返還制度の利用も検討しよう
奨学金の返済がどうしても難しく生活が困窮する場合は、返還期限猶予制度や減額返還制度の利用を検討してみましょう。返還期限猶予制度は、経済的に困難な場合などにおいて、返還期限を延長してもらえる可能性のある制度です。減額返還制度は、返済期間は延長となるものの、毎月の返還額を減らせる制度となっています。要件を満たせば、月額で半分、あるいは3分の1に返済を減額できるため、無理なく返済できるでしょう。 そのほか、副業や転職で収入を増やすなど、苦しい生活状況から脱する方法はあります。将来も見据えたうえで適切な対策や行動がとれれば、豊かな人生を歩めるきっかけを手にすることも可能です。
人を羨ましがるよりも自分の生活や仕事への注力が重要
新卒の同期がスマホ代を親から支払ってもらっていると聞けば、不公平だと思うのも当然です。しかし、社会人の子どもに仕送りをしている親は少数派のため、非常に稀なケースであると認識したほうがよいでしょう。羨ましく思う気持ちは理解できるものの、それよりも、自分の生活や仕事への注力したほうが人生にとっては有意義です。奨学金は返還期限猶予制度や減額返還制度を利用し無理なく返済しつつ、副業や転職による収入増の可能性も模索しましょう。 出典 厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部