【湘南】カズとオフに自主トレの19歳FW石井久継「勝負の年」U-20W杯見据え大飛躍へ
湘南ベルマーレは9日、神奈川・平塚市内の馬入ふれあい公園サッカー場で始動し、プロ2年目のFW石井久継(19)が「勝負の年」と位置づけた。 カズからの金言を胸に飛躍の年にする。シーズン終了後の昨年12月、JFLアトレチコ鈴鹿FW三浦知良(57)とトレーニングする機会に恵まれた。「ミライモンスター」と幼少期から騒がれた石井が6、7年前にカズと対談をした縁で、今回自主トレをすることになったという。「良い時間になりました。一緒にやらせてもらって意識が高いというか。細かいところがすごかった。刺激になりました」と振り返った。 ウオーミングアップのパスが少しでもずれれば最初からやり直すなど、細部へのこだわりの強さに一流を感じた。専属シェフによる食事をともにしたといい「これだけやらないといけないんだ」と栄養面や摂取量なども学びとなった。 25年は「久継イヤー」にする。2月からU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)チリ大会の予選を兼ねるU-20アジアカップ(杯)中国大会が始まる。出場権を獲得すれば、9月にU-20W杯本番が待っている。「代表もあるので、チームとしても今年は結果出さないといけない。下(の代)も入ってきたし、より自分に目を向けて、よりサッカーに集中したい」と力を込める。 昨季2桁を記録したFW鈴木章斗、福田翔生、ルキアンと強烈なライバルがいるが、今季は「5点はマスト」と目標を掲げる。「勝負の年です。コンディションを上げてキャンプから結果を出したいですし、自分の良さ出しまくって、もっとギラギラ感持ってやっていきたい」。大ブレークのシーズンにする。【佐藤成】