【岸田総理襲撃事件から1年】「親としては・・・ちょっと考えることはある」 木村隆二被告が黙秘を続ける中、被告の父がABCテレビの取材に応じる
去年4月15日午前11時半ごろ、和歌山市の漁港に選挙の応援に訪れていた岸田総理に向けて爆発物が投げ込まれ爆発し、聴衆の男性ら2人がけがをしました。 この事件では去年9月、兵庫県川西市の無職・木村隆二被告(25)が殺人未遂や爆発物取締罰則違反など5つの罪で起訴されています。 木村被告は逮捕時に黙秘を続けていて動機については明らかにされていません。検察は裁判に向けて準備を進めています。 事件から1年のタイミングで、数年前から別居をしている木村被告の父親がABCテレビの取材に応じました。
父親が取材に応じる
Q.事件から1年経ちますが? 「そうやな、あれから1年経ったな」 Q.率直な思いは? 「何もないよ。1年経とうが2年経とうが関係ない」 Q.木村被告は黙秘しているということですが? 「それは警察に聞いてほしい」 Q.殺人未遂など5つの罪で起訴されたことについてはどう思われますか? 「それでええんちゃう。日本は法治国家。法に従ったらそうなったということで」
「親としては…ちょっと考えることはある」
Q.木村被告の行為は一線を越えていた? 「越えまくっているでしょ」 「ただ、同じ殺人未遂でも半殺しにするようなものと、隆二のしたことを一緒にしてくれるなとは警察に言った。一緒にしてくれるなといっただけで、だからどうのこうのとは言ってない」 「警察がけがしたとか、壁に穴が開いたとか、客観的に一個ずつ見てみて。どうでもいい話。おれが隆二の親じゃなかったらそう思っている。ただ隆二がやったことだから。それは親としては…ちょっと考えることはある」
Q.事件を起こす兆候は? 「知らない。何年も会っていないので」 「もう裁判はするんやから、それでええがな」 Q.真実を話してほしいというような思いは? 「そんなもん、二十歳まわっとるんやから、語るも語らないも本人次第」 「知らんがなと言ったら無責任やけど、えらいことしたなというぐらいのこと」