【フィギュア】樋口新葉が新シーズン初戦で「砂」をイメージした新SP披露「全部出し切って」
<フィギュアスケート:アクアカップ>◇29日◇千葉・アクアリンク千葉◇シニア女子ショートプログラム(SP) 22年北京五輪団体銀メダルの樋口新葉(23=ノエビア)が新シーズンの初戦で63・35点をマークした。冒頭のダブルアクセル(2回転半)から3つのジャンプを着氷。2本で回転不足はついたが、「初戦にしては手応えは良かった」と納得の滑り出しとなった。 新SPは映画「デューン 砂の惑星」の曲を使う。「強い表現の部分を思い切り出せるように作ってもらった」とジェフリー・バトル氏に振り付けを依頼した。「ステップなどはすごくその部分が出てるかな」と強調した。映画は砂漠が舞台のため、衣装や手の動きなどで砂をイメージして踊っているという。 長期休養からの復帰シーズンだった昨季を終え、「(新シーズンは)今までのものを全部出し切ってシーズンを終えたい」と誓いを立てる。「ショートが安定しなかった部分があったので、そこで余裕を持ってフリーに臨めるようにしたい。あとは(トリプル)アクセルもちゃんと試合で降りたいなっていうのが今年はある。そこを目標にしてます」と掲げた。【阿部健吾】