<Play・Hard>磐城 選手紹介/9 樋口将平右翼手(2年) 打って好機を作る /福島
昨秋の公式戦で通算15安打とチーム最多安打を記録した。「三振はしたくない。ゴロでもいいから何かアクションを起こせば、相手のミスをチャンスに変えられるかもしれない」。打線の中軸として、常に好機を作ることを意識して打席に立つ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 木村保監督も「ボールの動きにうまく合わせられるし、遠くに飛ばす力もある」と信頼を寄せる。しかし昨年12月にチーム内で紅白戦を複数回行った「ウインターリーグ」では不振が続き、思うような結果が残せなかった。 「このまま甲子園まで引きずるわけにはいかない」と、部活動が休止となった学年末テストの間も野球経験のある兄に打撃フォームを確認してもらうなどして調整した。テスト明けから週末に行っている紅白戦では、安打で出塁する場面も増え、徐々に調子を上げている。 守備面でも課題が見えてきた。「(昨秋の)公式戦では捕れたはずの打球を捕り逃す場面が多かった」といい、守備範囲を広げることや、肩を強化してスムーズな送球をするように心がけている。 甲子園での目標は打撃で好機を作り、チームに貢献することだ。「どんな場面で(打席が)回ってきても、チームを活気づける一打を放ちたい」=つづく ……………………………………………………………………………………………………… 身長180センチ体重78キロ▽いわき市立上遠野中学校出身▽右翼手▽右投げ左打ち▽長所は打撃のミート力▽得意教科は数学