ソラストが目指す「究極の地域包括ケア」は何がすごいのか
藤河芳一(ふじかわ よしかず)/1957年1月生まれ。日本ゴールデンパイオニア、日本マクドナルド、ロッテリア、バーガーキングジャパンなどを経て2014年2月にソラスト専務執行役員福祉事業(現:介護事業)本部長に就任。副社長を経て2019年4月に社長就任。「ハンバーガー一筋」のキャリアが、介護業界でも役に立っているという(撮影:今井康一)
医療事務受託を軸に介護、保育などに事業展開するソラスト(6197)は前期まで9期連続で増収増益。2012年にMBO(会社経営陣による株式買い付け)で非上場化して以降、高成長が続いている(2016年に再上場)。成長の牽引車は介護事業。それまでは自前・新設が中心だった介護事業において買収戦略を推進。規模拡大による生産性改善も進展している。2023年3月期も介護事業を中心に高い伸びを示しており、10期連続の増収増益はほぼ間違いない。会社の業績想定は売上高1277億円(前期比8.9%増)、営業利益67億8000万円(同7.3%増)。介護を中心に進捗率が高く、会社想定を上回る着地を期待できそうだ。藤河芳一社長に足元の戦略と30年後を見据えた長期ビジョンを聞いた。
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山田 俊浩