【宝塚記念】京都2200mの舞台は“前有利傾向” 東大HCの本命はジャスティンパレス
2024年上半期の総決算
日曜日、京都競馬場で宝塚記念が行われる。有馬記念を勝利したドウデュースを始め、昨年の天皇賞(春)覇者で天皇賞(秋)2着のジャスティンパレス、大阪杯の1着ベラジオオペラに2着ローシャムパーク、3着ルージュエヴァイユ、そして3連勝でGⅠ初挑戦のシュトルーヴェら豪華メンバーが集結した。 【宝塚記念2024 推奨馬】勝率83.3%の必勝データに該当、能力No.1で突き抜ける! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 世界王者イクイノックスが引退した今、新たな中距離戦線の最強を決める一戦となる。しかし今年は京都開催。昨年までの改修の影響で初コースとなる馬もおり、馬券の面では難しいレースになりそうだ。過去10年のデータから馬券のヒントを探っていきたい。
目黒記念、ドバイシーマクラシック組に注目
<宝塚記念の前走レース別成績> 大阪杯【2-2-1-18】勝率8.7%/連対率17.4%/複勝率21.7% 天皇賞(春)【3-3-3-33】勝率7.1%/連対率14.3%/複勝率21.4% 目黒記念【1-0-1-13】勝率6.7%/連対率6.7%/複勝率13.3% 鳴尾記念【1-2-0-15】勝率5.6%/連対率16.7%/複勝率16.7% ドバイSC【2-1-1-6】勝率20.0%/連対率30.0%/複勝率40.0% ドバイターフ【0-0-0-2】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% ※大阪杯はGⅡ時代含む まずはローテーション別の成績を確認したい。今回5頭が該当する大阪杯組は23年こそ該当馬がいなかったが、19~22年まで4年連続で馬券に絡んでいる。連対率も他路線より比較的高く、GⅠ昇格以降、2着以内馬に絞ると【1-1-1-4】と信頼度も上がる。今年は開催場所が異なるという事情があるものの、前走を重視するならベラジオオペラ、ローシャムパークは押さえておきたい。 反対に今年は同場開催となる天皇賞(春)。過去10年で出走数が最も多いローテーションだ。3勝を挙げており数字はまずまずだが、好走した9頭のうち7頭が2000m以下の重賞で連対経験があった。「長距離戦に出た中距離馬」が狙いの中心となる。前走天皇賞(春)で2~3着の馬は【0-0-0-10】と不振で、2000m以下での実績が函館記念3着くらいのブローザホーン、4年間2000m以下を走っていないディープボンドは厳しい。 目黒記念組は平均12.5番人気と人気薄の出走が多い中、16年マリアライト8番人気1着、18年ノーブルマーズ12番人気3着と穴を輩出している。2頭ともに前走2着で、勝ち馬の出走例はなし。シュトルーヴェは絶好のチャンスだ。 鳴尾記念組も平均11.3番人気ながら3頭の連対馬を出している。前走から着順を上げた例もあり(14年カレンミロティック4→2着)、ヤマニンサンパは穴馬候補となりえる。 前走ドバイシーマクラシック組は【2-1-1-6】と質は最高だ。前走3着以内で【2-1-1-3】。4着馬の例はないものの、ジャスティンパレスにもチャンスありだ。 ドバイターフは2頭のみ(18年ヴィブロス4着、22年パンサラッサ8着)。前走芝1800mという括りで見ても【0-1-0-5】。ドウデュースには逆風と言える。