食品ロスに関心を 啓発ステッカー作成 奥州・水沢商高3年生 【岩手】
奥州市の県立水沢商業高校(大石恭平校長、生徒295人)の商業科3年生6人のグループは、食品ロスをテーマに課題研究に取り組んでいる。問題を身近に感じてもらうため、生徒が作成した食品ロス削減の啓発ステッカーを同市水沢のJA岩手ふるさと産直来夢くんで配布している。ステッカーは2次元コード付きでアンケートの回答につながる仕組みで、来場者に協力を呼び掛けている。 6人は2024年度、食品ロス問題に取り組んでおり、10月に開かれた同校文化祭で、同JAから無償で提供されたピーマンの詰め放題を実施。ピーマンの色や味に問題はないが、規格外で廃棄されることを知ったのがきっかけだった。1袋100円で販売し保護者らが売り上げに協力した。 同グループは詰め放題の益金を活用した取り組みを検討。食品ロス削減に取り組んでいる奥州、一関両市の高校生でつくるNPO法人「YOUTH SDGs SIP」(小野寺悠良理事長)や協力企業から助言を得るなどして啓発ステッカーを作成した。