ヨーカドー八戸沼館後継「イオンスタイル」に
青森県八戸市のショッピングセンター・ピアドゥの核テナントで、8月末に閉店したイトーヨーカドー八戸沼館店の後継テナントが「(仮称)イオンスタイル八戸沼館」となることが18日、イオン東北(秋田市)とピアドゥ運営会社・八戸臨海開発への取材で分かった。食品のほか、衣料品、布団や食器など暮らしの品を取り扱う方向。2025年春の開店を予定している。 イオン東北によると、県内のイオンスタイルでは八戸市の「イオンスタイル八戸城下」に続く2店舗目で、食品、衣料品、暮らしの品をフルラインで取り扱うのは初めて。八戸沼館では各分野で専門性を意識した売り場づくりを行う方針。同店の一部にテナントが入る予定で、現在調整中という。売り場面積は約1万4千平方メートル。 八戸臨海開発によると、ヨーカドー側による原状回復は11月末で終了。外装工事も終わり、現在は空調機械やエスカレーターなどの設備の更新を行っているという。今後、イオンスタイルが入る部分の内装工事を行う。ピアドゥ内で現在も営業中のフードコートなどのスペースについても、イオンスタイル開店に合わせて一部改装する予定。 イオン東北営業本部の柴山俊夫青森事業部長は「イオン下田、田向にはないような設備、サービスを考えている。ファミリー層を中心にここで時間を消費し、楽しんでもらう居場所として新たな施設を作っていきたい」、八戸臨海開発の大久保浄社長は「ピアドゥに合った店を作ってくれると信じている。他のテナントも引っ張ってくれるようになっていくと思う」とそれぞれ取材に話した。