「サファリ」の伝統を継ぐ 新型 日産アルマダ 北米で発表 世界制覇を掲げる3代目 3.5L V6で425ps
3.5L V6ツインターボで425ps プロパイロットも実装
3代目アルマダのドライブトレインは、3.5L V6ツインターボ、VR35DDTTエンジンとシフトパドル付きの9速ATで構成。最高出力425ps、最大トルク71.2kg-mを発揮する。先代のアルマダはV8エンジンだったが、それより25psと14.2kg-m強化された。 アイドリングストップ機能や、シリンダー内のミラーコーティングなど、燃費向上技術も採用されている。最大牽引重量は、8500ポンド(約3855kg)。プロ-4Xとプラチナリザーブ・グレードでは、トレーラー・ブレーキコントローラーも追加される。 日産がセーフティ・シールドと呼ぶ、高度な運転支援システムは共通で標準装備。プロパイロット・アシスト2.13も実装し、高速道路でのハンズオフ走行を叶えている。 スタイリングは、力強いプロポーションと精巧なディティールで仕上げたと、日産は表現する。フラットでスクエアなフォルムと、存在感あるフロントグリル、後端が斜めに立ち上がったサイドのグラスエリアが特徴だろう。 テールライトはLED。アルミホイールは18インチから22インチまで選べ、オプションでツートーン・ルーフを指定できる。 インテリアでは、14.3インチのツイン・タッチモニターのほか、マッサージ機能内臓のフロントシート、64色から選べる間接照明などを装備。一部のグレードでは、高級オーディオメーカーのクリプシュ社製12スピーカー・オーディオシステムも得られる。 車内空間は拡大。1列目と3列目では、足元のゆとりが大きくなった他、荷室容量は24%増したという。 3代目アルマダの日本での販売は、現状では伝えられていない。もし導入されれば、トヨタ・ランドクルーザーやレクサスLXなどと、良い競合関係になるのではないだろうか。
中嶋健治(執筆/翻訳)