「こんなに変わるんだ」参加者から驚きと感嘆の声! 美人の多い韓国・大邱で学ぶ“最新Kビューティー”
韓国の美容法やメイクが日本でも話題になるようになって久しい。韓国旅行の目的が観光ではなく、皮膚科訪問だったり、メイクアップサロンだったりする人もいる。韓国を訪れる観光客のニーズが多様化するなか、積極的に韓国の美容法を発信し、美容ツアーを提案している都市がある。それが大邱(テグ)広域市だ。 【全集中】プロのメイクテクニックを熱心に学ぶ参加者たち 「なぜ大邱から美容が発信されているの?」と思った人もいるかもしれない。実は大邱は昔から美人が多い地域だといわれてきた。 大邱の人は、繊維が多く甘くておいしい坪廣洞(ピョングァンドン)りんごを食べているからだと、まことしやかにその理由が語られてきたが、この話はさておいても、大邱は韓方が発達した都市であり、現在も中心部には350年以上の歴史ある韓方薬市場「薬令市市場」がある。 さまざまな用途で韓方薬剤を利用する人々が訪れるだけでなく、毎年5月には韓方祭りが開催されており、国内外から多くの観光客がやってくる。大邱が美容と結びつくのは、こうした背景があるから、という方が説得力があるかもしれない。
◆「こんなに変わるんだ!」参加者から驚きと感嘆の声
そんな大邱の中でも特に寿城(スソン)区は、さまざまな種類の医療観光を積極的に提案しており、これまでもオンラインで韓国美容のノウハウを伝授する講座を開催したり、韓方美容の体験ツアーを開催したりしてきた。日本語通訳つきの医療観光はすでにリピーターも多くいるほど人気がある。 今春は新たに「グローバルK-Beautyスクール」という、韓国美容を学び、体験する、受講型のツアーが開催され、日本から美容に関心がある20~70代の16人の女性が参加した。韓医院や皮膚科の医師らによる最新の美容法講座と施術体験、メイクアップ講座が3日にわたり開催された。 ツアーの中で最も盛り上がった講座は、プロのメイクアップアーティストが指導する「最新韓流メイク」の授業だ。 2024年の流行メイクは、ナチュラルな美しさを強調するのが特徴。講師が実際にモデルにメイクアップを施しながら、ポイントの解説をしていく。通訳担当の職員が講師の話、参加者からの質問を逐一通訳するので、言葉の心配はない。 目の前でみるみる美しくなっていくモデルを前に、「こんなに変わるんだ!」と参加者から驚きと感嘆の声が上がる。講師のアドバイスに熱心にペンを走らせる参加者の姿も。メイクのモデルを務めた女性は、 「美容に関する講義があったので参加を決めました。いつもと違うカラー、そしてメイクの新しい魅力を発見できて良かったです。韓国風メイクを体験できたこともうれしかった」(30代・スキンケアアドバイザー)と話してくれた。